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【ネタバレあり】「白ゆき姫殺人事件」の城野美姫の独白は真実なのか

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昨日、金曜ロードショーで「白ゆき姫殺人事件」やってて、ちょうど終わったタイミングでいつも見てるブログでレビューを発見したのではてぶコメントしてみた。 

映画「白ゆき姫殺人事件」を見たのでレビューや感想など(ネタバレあり) - ネットの海の渚にて

井上真央の独白の方が真実であるとは限らない

2016/04/02 00:14

 

 

===以下ネタバレあり===

どうも見てる最中から違和感があったのよ。

 

例えば、初恋の男の子の話。前半部分でインタビューに答える形でこの男子出てきてたけど、そのキャラが城野美姫の独白の内容と違いすぎる。独白が真実であるなら、割と甘酸っぱい関係であったはずなのだが、その影が微塵もない。

もちろん、何年も経った後だし、殺人犯のことを面白おかしく調子乗って話した可能性もあるにはあるけど、なんかおかしいな、と。

上記ブログでは認識の違いとあるけど、同一事象の認識違いレベルの問題なのか?と思ったのです。

 

例えば職場上司の話。城野美姫は大学時代の友人には「彼が変態的性癖を持っている」と話したが、独白では実際は単なるマッサージ好きであったことが示される。

いや、逆ならわかるよ?彼氏の変態性癖を友達に隠した、ってならさ。でもこれ、大学時代の友人に対して変な方向に話を"盛った"ってことだよね。

どうもおかしい。城野美希自身は大学時代からそんなにキャラも変わってないようだし、独白の内容が真実なら、わざわざそんな"盛り"をする理由がないように思う。

 

両親の態度も気になる。城野美姫が独白で語られるような"昔から地味だけど純粋でまっすぐな女の子"であったのなら、たとえ世間の流れが犯罪者寄りだからと言って、実の両親があんなに流されるか? 

 

 

考えてみれば、事実として明らかになったことは事件に関する経過だけで、それ以外のことは独白も含めて主観視点の憶測でしかないんだよね。

前半パートでたくさん「イメージに基づく憶測」が語られて、後半パートで独白があって、重要部分を占める事件に関する事実が独白"寄り"だった。だからあたかも独白全てが真実であるかのようなイメージを与えてるけど、それこそまさに"イメージに基づく憶測"なんだと思うのですよ。

他のレビューサイトとかは見てないけど、城野美姫の独白と客観的事実との食い違いは他にもあったんじゃないかな?

 

それで、それでですよ、城野美姫が、本人が語ったような名前負けした地味な性格ではない部分があるのだとしたら、何らかの不都合な性質をイメージで覆い隠そうとしているのだとしたら、ラストシーンの意味合いも変わるように見えるのですよ。あれがもし、偶然でないとしたら。

きゃーーーーーー怖い><

 

まあ何はともあれ、面白い映画だったと思います。

かしこ

 

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