UXエンジニアになりたい人のブログ

エッチだってしたのにふざけんなよ!

iPhone版Google Analyticsがあまりにも使いづらいので代案を考えてみた

わたしもちょうど昨日Google アナリティクスを設置したので、いい機会なのでつかってみることにした。

Google Analytics

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 ・・・。・・・なんやこれ・・・意味わからん・・・。どこをいじるとどうなるかわからん・・・・いま何をみてるのかわからん・・・。だいたい「ユーザー」ってなんなんだ。アクセス解析なんだから対象は全部ユーザーじゃないのか???

 

そうだ。わたしはUXエンジニアになりたい人なのだった。これは、あたらしい代案を提示したら、Google先生のUXエンジニアになれるかもしれない!やるっきゃない!と思い立ち、練習の意味も兼ねて考えてみました。

 

ええと、まずは現状のサイトマップだよね。とりあえず左のツリーをいじって考えてみるか・・・・。
・・・。・・・
意味が分からん・・・。とりあえず、それは置いといて、ユーザーが選択可能な項目を挙げてみるか。 

  1. 期間
    • 今日
    • 今週
    • 先週
    • 今月
    • リアルタイム(これが期間に入るのかどうかはっきりしないが、多分超直近1時間、とかじゃない?違う?)
  2. 対象ユーザーのフィルタ
    • (期間内の)全訪問
    • 新規訪問
    • リピート訪問
    • 有料検索トラフィック
    • 参照トラフィック
    • etc...
  3. (グラフに)表示する値
    • 訪問数
    • ユニークユーザー数
    • 読み込み速度
    • 閲覧ページ数
    • etc...
  4. 表示する値を層別する観点
    • 地域
    • ブラウザ
    • OS
    • 携帯端末名
    • etc...
  5. グラフの見え方
    • 折れ線
    • 円グラフ

なぜか先週/先月は選べるのに今週/今月は選べないとか、円グラフは「サマリー」を選んだ時だけしかみれないとか、意味わからんことがたくさんありましたが、それは置いといて、まあこんな感じでしょう。

意外とシンプルですね。

ある期間(1)に、ある種類のユーザー(2)のある行動(3)を特定の観点で層別(4)して折れ線か円グラフで(5)見る。それだけ。具体例をあげるとこんな感じ。

  • 今日の全訪問者のユニークユーザー数を国別に見る
  • 先月の新規訪問者の閲覧ページ数を地域別に見る(新規訪問者がどのくらいページを遷移するか、そこに地域ごとに違いがあるか確かめる)
  • 今週の検索トラフィックありユーザーの訪問数を、キーワード別に見る(言わずもがなのSEOの効果確認)

ま、普通ですね。

ということで、これでどうでしょう?

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期間(1)、フィルタ(2)、値(3)、層別条件(4)の各条件をセレクタで指定する。折れ線グラフは値(3)と層別条件(4)で選択された条件を2軸(折れ線と棒線)で表現する。円グラフに切り替えた場合、層別条件(4)で選んだ項目の割合が出る。

UIの良し悪し、スタイリッシュさは詰めるにせよ、基本はこれでいいんじゃないでしょうか?たとえば上の図、「今週の新規訪問のアクセス数の国別グラフ」であることが初めて見てもわかりますよね?じゃあ今週じゃなくて、先週の同じグラフを見たいときはどうしますか?わかりますよね?

 

せっかくだから現状のダメ出しもしてみましょう。これは、左上のカテゴリ(?)をクリックし、「ユーザー」の配下の「ブラウザ」を選択したところ。

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こんな感じ。

一番意味不明なのは、層別条件(4)を選んでるのに、それがグラフに反映されないこと。円グラフにもできない。なので、層別(ここではブラウザ別)のアクセス状況を時系列で見ることもできないし、割合は頭で計算するしかない。なんでこんな風にしたんだよ・・・・。

フィルタ(2)のフィルタが効いてるか効いてないのか全然わからんのも地味に痛い。

しかし、実際は(それぞれが「タップ出来る」ことがわかりづらいという問題があるが、)期間(1)、フィルタ(2)、値(3)、層別条件(4)のどれも、このページ上でコントロールできる。つまり、iPhone版Google Analyticsをとりあえずまともに使いたいなら、ともかくこの折れ線グラフのページを表示させて、各条件を変動させて目的のグラフを表示させるのが最も早いと思う。

ちなみに、これは今日の訪問者数をブラウザ別で層別してるグラフ。まあわかってしまえば、つかえないこともないでしょう。

 

で、最大の問題はこの、右上のアイコンを表示すると出てくる画面。。。。マジで暗黒世界すぎる。。。。

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基本的には期間(1)、フィルタ(2)、値(3)、層別条件(4)の値がプリセットされたグラフが出る、という挙動で、つまりは単なるショートカットのはず。

なんだけど、サマリーとその下に出てる項目との関係がよくわからん。

このツリー構造がどういうロジックで組み立てられているかがわからん。

同じ「サマリー」という名前でもカテゴリごとに挙動が違ったりする。

しかも、どうやら選んだカテゴリによって、層別条件(4)で選べる項目が異なるようだ。

もうなんかUX的にダメな要素をかたっぱしから詰め込んだ感じ。だれかちゃんと解説してください。まあともかく、所望のグラフがあるのなら、それっぽい項目タップして、出てきたグラフいじったほうが早いです。暗黒世界に入り込み過ぎないようにしましょう。

 

しかし、いったいどうしてこんなことになってるのだろうか。このアプリは全然複雑じゃない。ユーザーのアクセス履歴、という単純な1データに対し、期間(1)、フィルタ(2)、値(3)、層別条件(4)を選んで、1と2でフィルタリングされた2軸グラフを表示させるだけである。

みんながExcelでちょちょっとつくるようなグラフと大して変わらない。代案で示したように、また、現画面の解説でも述べたように、本来一画面で済むようなアプリである。なにをどうしたらこんなぐちゃぐちゃになるだろうか。ただただ困惑である。