世は自転車ブームですが、わたし、ザ・レーシング!って感じの派手な自転車よりも、細身で、クラシカルで、ロゴとかが悪目立ちしない感じの自転車が好きなんですよ。
鉄と部品で職人が必要最小限に組み立てた、名前の無い一品みたいな。そんな雰囲気のやつが。
そんなわけで"それっぽい"のを並べていこうと思います。自分用備忘録ですが、何かの参考になれば。
なお、ホリゾンタルとはトップチューブ(またぐところ、逆三角形▽の上辺部分)が地面と水平(ホリゾンタル)になっている形の自転車のことです。なだぎ武のディランネタみたいなやつって言うな。
FUJI
"これ系"というとまず思い浮かぶのがFUJI。トップチューブ(逆三角形の上側)とシートチューブ(逆三角形の左下辺)に薄いロゴがあるのみで、シルバーパーツとブラウンを多用したお手本のような構成です。
リア8速しかないところがちょっと物足りないけど、見た目は好き。構成的にも値段的にも「基準」足りえるのではないでしょうか。
RALEIGH
ラレーも"これ系"として自転車屋でよく目にする。ロゴとかパッチとか色使いとかがまさに英国って感じの上品さに満ちていて好き。だけど実は日本で売ってるラレーはアラヤ工業という国産企業が企画したライセンス品らしい。いや別にいいんだけどw
105というロード系コンポーネントとしては上位のコンポーネントを利用しており、重量も軽い。
BRIDGESTONE GREEN LABEL
ブリジストンのおしゃれ系ブランド(?)のBRIDGESTONE GREEN LABELのモデル。なんだかんだ日本人だとブリジストンは安心感がありますな。フレームの色がめっちゃ綺麗。↑は公式サイト写真だけど、実物検索した感じだとここまでピカピカしてなくて、もっと落ち着いた色っぽい。
チェーンガードのあたりが気に入らないけど、もしかしたら外せるのかも?ツーリング向けなので、やや重なのが欠点か。
Bianchi
大人気ブランドであるビアンキの一番クラシカルなモデル。おなじみの現代的なビアンキロゴではなくレトロなロゴが利用されている。ビアンキはチェレステという独特な緑色が有名なのだが、心なしかこのモデルは色が薄いように見える。何はともあれ、おしゃれすな。
BROOKSという有名な革サドルが装備されていたりしてなにげにハイスペック。スペック表にはコンポーネントはDURA-ACEとあるが、商品名がTIAGRAなので多分TIAGRAでしょうw
the PARK
SAKURAというかなりおしゃれな自転車屋でよく見かけるモデル。店舗オリジナルなのかとおもいきやそういうわけでもないらしい。フレームの色がとにかく綺麗で惚れ惚れする。
ちなみにSAKURAという自転車屋は売ってるパーツとかもおしゃれなので気に入っている。
Calamita
イタリア製ハンドメイドバイクを輸入していたメーカーが作成したオリジナルモデル。これもフレームの色がとても綺麗で、シルバーパーツの使い方も好みである。
ちょっと前までcalamita due+というモデルもあって、それもとても綺麗で独創的なフレームでした。なにげに軽いのも特徴。
Giant
コスパのいい自転車といえばジャイアント、というのは聞いたことがあると思う。ジャイアントの自転車は基本デカデカとジャイアントロゴが付いているのだが、これだけは例外。
クロモリに見えるが実はアルミである。ホリゾンタルの他にもカラーパーツなどを利用した新機軸として鳴り物入りでデビューし、昔はドロップモデル含めもっとたくさんモデルや色があったのに年々少なくなってきていて悲しい。
tokyobike
東急ハンズとかでよく見るTOKYOBIKE。これも街で見かけるとおっ、と思う可愛さがある。
クラシカルさが薄くて、スポーティ。まさに街乗りという感じ。650cという、一回り小さなタイヤサイズを採用していることもあって独特の見た目を実現させている。
DE ROSA
ロゴが少なめ、という条件からは少し外れるが、デローザのロゴはおしゃれなので気にならない。このロゴはこういう細身のフレームに印字されるのが一番かっこかわいく見える気がする。
Campagnoloという美しさに定評があるイタリア製パーツをフル装備しているので、シルバーの輝きが目に眩しい。その分お値段も目に眩しい。
WIAWIS
これはちょっと変わり種。
今まで紹介した自転車はほぼすべてクロモリ製だし、細身といえばクロモリというのが世界の常識であるが*1、これはなんとカーボン製である。
カーボンなのにこの細さ!アーチェリー世界一のメーカーがその技術を活かしてロードバイクに参入したそうで。かっこえーーーー!しかし高い!
tern
折りたたみ自転車で有名なternが展開するクロスバイク。これもフレームの色が綺麗なのと、プレートで描かれた控えめなロゴがかなり好み。
まだクロスバイクしかないようなので、ぜひドロップモデルも展開して欲しいところではある。
CRAZY SHEEP
おしゃれ系自転車雑誌でよくみるブランド。これはミニベロですが、センスドンピシャなのでぜひ700cのモデルも作って欲しい。要チェック
BRUNO
ミニベロが有名なブランドBRUNOのツーリングモデル。タイヤがクリームのバージョンがあったような気もするが年次違いかな?BB近辺の色が少し気に入らないが、こういうワンポイントが入ったフレームが好き。
GIOS
クロモリモデルを多く製造しているGIOSの中で一番クラシカルなモデル。ジオスブルーという濃い青色がテーマカラーのブランドなのですが、これは白のほうが好き。ロゴはちょっと目立ちますが、おしゃれすなあ。
雑誌
自転車日和
まったり系で楽しむならこれでしょう。街で見つけた自転車スナップみたいな特集がよくあるので、そこでよさそうなの当たりつけてググるのもよし。
季刊のようですね。
BICYCLE PLUS
ガチ系雑誌BICYCLE CLUBの兄弟誌らしい(今はじめて知った)
自転車日和ほどカジュアルではないけど、レーシングに重きをおいている わけでもない。
結構な不定期発行ぽい。
ご注意
ピスト
細身ホリゾンタルに興味を惹かれてWEBを漁ったり、雑誌を見たりすると「これめっちゃいいやん!」と思うのが結構みつかるとおもいます。
それ、ピストまたはシングルスピード、つまりギアなしである可能性が高いです。後輪の付け根部分を見てみましょう。ギアのごちゃっとしたのがないですよね。そのせいでシンプルに見えます。しかし、ピストには詳しくないですが、流石にギアなしとありだと走行感がだいぶ変わってくるのではないでしょうか。
でも、かなり魅力的なんですよね。ギアがないからハンドル周りのケーブルも少なくてシンプルですし。
ダブルレバー
普通のロードだとドロップハンドルモデルはほぼ100%STIというブレーキレバーと一体化した変速システムが採用されています。が、細身ホリゾンタルなモデルは、ダブルレバーという変速システムが採用されているものが多いです。
前輪の後ろ辺りに上記写真のようなレバーがあって、ここでギアを変えます。つまり、ギアを変えるたびにハンドルから手を離して操作する必要があります。ダブルレバー常用したことないけど、どうなんでしょう。個人的には結構ストレスになるかと思いますが。
ちなみに、私が今乗ってる自転車も元々ダブルレバーだったのをSTIに載せ替えています。載せ替え自体は問題ないのですが、STIレバーを買わなければならないので+2万くらいかかる、ハンドル周りが(シフト用ケーブルで)ごちゃつく、シンプルなデザインのレバーがあまりなくてイメージが変わる、などのデメリットがありますので注意が必要です。
その他
上にあげたやつは見た目だけしか重視してないので価格帯も素材もスタイルも全然バラバラです。同じブランドでも全然違うテイストのやつもありますし、価格帯が異なるものもあります。そのあたりは好みにあわせて調査してくださいませ。
とはいえ気にするのはフロントシングルかどうかくらいかな。ゆるく走るならコンポとかどれでもあんまり変わらないと思いますし、見た目に関して言えばサドルとかタイヤとかバーテープとかはすぐ交換できますし。自転車購入でよく言われるように気に入ったのを買うのが一番ですよ!
つづき
*1:ちなみになんでなの?カーボンは強度を保つ過程で太くせざるを得ないからだと勝手に思ってるが